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2010年度実施企画
  埼玉県 上尾伊奈獣医師協会

「上尾伊奈獣医師協会」様は、接種担当区域である上尾市・伊奈町用に獣医師協会として8,000セットを購入。2010年4月4日(日)〜4月21日(水)の期間中の12日間で市・町内43箇所の予定で行われた集合注射会場において、注射済票とともに無料配付していただきました。
また、会場だけではなく各動物病院にて接種を希望された飼い主様にも併せて配付、リーフレットも「上尾伊奈獣医師協会」仕様に修正し、迷子犬についての問題を飼い主様にお話されたとのことです。

▲所有者明示の義務を説明した袋に、済み票を入れ、ホルダーセットと併せて配付。会場にはポスターを掲示しアピール度を高めています。

伊奈町狂犬病予防接種(4月4日)Report
ALIVE会報(AVA-NET 142号掲載)

平成22年4月4日(日)、埼玉県北足立郡伊奈町での狂犬病予防注射会場を見学させていただきました。この会場では予防注射を実施している「上尾伊奈獣医師協会」による「安心だワン!ホルダー」の配付が行われていました。

■予防接種を受ける全頭にホルダーを配付

 埼玉県上尾市と伊奈町の集合注射を担当する「一般社団法人 上尾伊奈獣医師協会(会長 藤倉 勉)」では、昨年の「「迷子の犬を家に帰そう」プロジェクト」で行われた、ホルダー無料配付キャンペーンの頃より「安心だワン!ホルダー」に着目していただいていました。そして、担当地区の狂犬病予防注射を受ける全頭へのホルダー配付を決定、獣医師協会の予算の中から8,000セットの発注をいただきました。
 配付方法は、注射済票の入った袋をホルダーセットの袋にホチキス止めし、受付順での配付です。注射済票の入った袋には「毎年の狂犬病予防注射は法律で義務づけられています」「鑑札と注射済票は必ず犬に装着してください」と大きく書かれています。
 「実は・・。去年までは『鑑札・注射済票は大事にしてください』と書いてあったのです。ですが、それではダメだとのことで、今年からこの文言に替えまいた。」とお話してくれたのは、会場を案内していただいた政木獣医師(上尾伊奈獣医師協会 副会長)です。
 「“大事に”と書くとホントに大事に(タンスにしまっちゃうとか)されてしまうので・・」と、頭を少しかきながら苦笑されていました。政木先生には今回のホルダー導入にも大変熱心に取り組んでいただきました。
 この日の会場は、伊奈町役場の駐車場。関東では桜が満開を向かえたニュースの流れた時期なのですが、あいにくの曇り空。花曇りと呼ぶには少し雲が厚すぎです(寒い!)。
 先にご案内いただいていたプリントでは10時から12時の開場予定(昨年は、その時間帯で360頭以上の来場があったそうです)。その会場に早めの9時15分に会場に着いたのですが、獣医師の方も行政の担当の方もすでに準備万端で会場作りを終えていました。
ご挨拶をして、前述のホルダー配付の方法などをお聞きしていると、すでに犬を連れた飼い主さんが現れました(9時半を少し過ぎた時間帯です)。
 「10時から・・ですよね?」とお聞きすると、「ええ、でも(来場時間の)早い飼い主は、必ずいらっしゃいます。“犬の嫌いな犬”の飼い主さんは(他の犬がいない)早い時間に済ませたいのでしょう。」とのことでした。

■会場での風景「僕は絶対動きません!」他

 続々と来場者がいらっしゃいます。そして犬たちの反応も様々です。
 会場の入り口より“完全拒否”の犬。これでもかと言わんばかりにふんばる、ふんばる(笑)。リードで引っ張られて、首の周りがドーナツのように膨らんでも「僕は絶対にそっちには行きません」と主張します(飼い主さんはあきらめて、抱っこして入ってこられていました)。
 逆に、すべて走り抜けようとする犬。受付が済むと、注射スペースを横目に(気がつかないふりをして!)さっと駆け抜けようと画策します。止められて、診察台の上に乗せられると「ちぇ!失敗!」と言うような表情。
 会場内ではリードを短く持つ、マナーの良い飼い主さんが殆どですが、受付の席で用紙に記入している時に油断するとリードが緩んで他の犬にイタズラをしかける犬も。受付時にはリードを足で踏んで遊び部分を短くするなどが効果的なようです。
 ふんばることも、駆け抜けることもできず、腰が抜けてしまっている犬もいます。問診から受付、そして注射スペースの診察台への間のすべてを飼い主さんが抱っこして運ばれていた、強面のシベリアンハスキー。ふんばり系で抵抗していた柴犬は、診察台の上で悲壮な声で鳴く、鳴く。せっかく凛々しい顔立ちなのに……、可哀想なのですが何となく笑えてしまうのは、飼い主さんも獣医さんも笑顔だからでしょう。
 そうかと思えば、レトリバー系の大型犬はもっさもっさと会場内を大様な感じで移動。診察台の前で(大きいので台の上には上れない)しっかりお座り。注射をされても何も感じないよう……(笑)。
 小型のダックスなどは2匹を1人の飼い主の方が連れて来られることもあるのですが、普段は大人しくとも注射会場では興奮してしまうので、注射スペースで片方ずつの保持が難しくなります。できるだけ複数の方でいらっしゃるか、クルマで来場された場合は、面倒でも一頭ずつで来場にしていただいたほうが、飼い主さんも犬にも安心だそうです。
 政木先生が注射器を持って駐車場へ走って行きました。
 「クルマから一歩も出られない子がいて・・」
 仕方ないので飼い主さんのクルマまで“往診”し、その場で接種してきたそうです。
ふんばる系も駆け抜け系も、接種コーナーから10mも離れれば、普通の歩調に戻り、いつもの“お散歩”モードです。

■パンフレットから動物愛護についての話が拡がります

 上尾伊奈地区では獣医師協会でホルダーセットを購入されたので、集合注射会場だけではなく動物病院に個別に来院された方にも、ホルダーの配付をされていまいした。
 お伺いしたところ「なかなか好評ですよ」との、嬉しいお返事。また、ホルダーをお渡ししながら貼付のパンフレットを開いて、そこから鑑札・注射済票・迷子札の重要性を説明でき、さらに動物愛護の話題まで話が拡がるので、啓蒙・啓発ツールとしても、かなり有効だとのことでした。
 さらに上尾伊奈地区で配付しているパンフレットは、鑑札・注射済票のイメージを実際に配付しているものに近づけ、奥付に獣医師協会の名前を入れたオリジナル版です。このことも、興味をもっていただくのに効果大!とのことでした。
 こちらの会場ではパンフレットを拡げて、ご説明する余裕がないのは少し残念ですが、セットをお持ち帰りいただいた飼い主さんが、ご自宅でパンフを読み迷子札を装着していただけることを期待します。
 上尾伊奈地区では、秋の動物愛護週間に「A.I.犬フェスティバル(A.IはAgeo Ina)」が毎年開かれています。今年の開催は10月23日。犬猫健康相談やポスター展などのコーナーに加え、譲渡会やしつけ教室も行われます。また、しつけ教室に参加された方には「マイクロチップ無料装着券(事前申し込みが必要)」のプレゼントも予定されているとのこと。獣医師協会が率先して迷子犬が家に帰れるよう心を配っていただいていること、とても嬉しく感じました。


 会場への来場される方の数には、波があります。それが途切れたタイミングで、この日接種担当だった井上先生にお伺いしたお話。
 「済票・迷子札の装着も大事なのですが、犬がいなくなった時に、慌ててしまって『まず、保健所に連絡する』ことを思い出さない飼い主さんが多いのです。」
 「帰そうプロジェクト」で次にできることのヒントをいただいた気がしました。

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